簡単な自己紹介
地方と都会の受験格差への不安
はじめまして。おこめと申します。
2025年春に大学生になった子どもの母親(40代)です。
地方にお住まいの方は、お子さんの大学受験について考えたとき、ふと不安に襲われることはありませんか?
大学受験について調べてみると、都市部と地方の教育レベルがあまりにもかけ離れていて、心がざわつく…。
大学受験の「地方格差」といった言葉を目にするたびに、ため息をつきたくなる…。
その気持ち、痛いほどよくわかります。
なぜなら、我が家もまさに、あなたと同じ地方在住だからです。
進学校でも埋められない学習環境の差
我が家は東日本の田園風景が広がる、県庁所在地まで高速で1時間半かかるような場所にあります。
子どもが通っていた高校は、市内唯一の「進学校」と呼ばれていますが、進学先のレベルはバラバラで、誰もが知る大学の指定校推薦枠はありません。
授業は教科書をじっくり進めるスタイルで、「このペースで大学受験に間に合うのだろうか」と歯がゆさを感じていました。
高校が公表している難関校の進学実績は、学校の力というよりは、多くのご家庭が塾や家庭教師に費用をかけ、努力した結果だと思いました。
スタートラインに立つ前から、環境や情報量に差があることに、正直、「難関大学合格は無理だろうな…」と考えていました。
大学受験塾の選択肢の少なさ
漠然と大学に行きたいと言っていた子どもの志望校が定まったのは、高校2年の春休みです。
その時点では立教大学が第一志望でした。
心の中では「立教大学は難しいだろうな…」と思いましたが、そんなことは言えません。
とりあえず子どもの希望を尊重し、塾探しを始めたのですが、これがうまくいかない!
車で通える範囲の塾をいくつか調べましたが、大学受験に特化したカリキュラムというよりは、学校の補習がメインのところばかり。
隣の市まで行けば大手予備校もありましたが、部活で疲れた体で電車に1時間も揺られて通うのは、現実的ではありませんでした。
我が家が塾選びに右往左往している高2の時点で、都会の子どもたちは学校帰りに有名講師の授業を受け、志望校別の対策講座に通っている子もいるのです。
この状況を想像すると、焦りばかりが募りました。
地方のハンデを乗り越え、W合格を掴むまで
しかし、結論から言えば、地方にいることのハンデは、決して乗り越えられない壁ではありませんでした。
「今いる場所で、できることを全部やろう!」と親子で決め、そして志望していた立教大学と明治大学にW合格することができました。
このブログでは、地方だからこその悩み、そしてそれをどう乗り越えていったのか、我が家の試行錯誤の道のりを少しずつお話ししていきます。
同じように悩んでいる親御さんにとって、何かのヒントになれば幸いです。