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偏差値50の地方の自称進学校からMARCHへ|娘の受験のはじまり

地方ママの受験日記
受験の記録
執筆時点の情報です。詳細は公式ページ等、ご自身でご確認ください。

偏差値50の地方の自称進学校に通う娘が、「MARCHを目指したい」と言い出したのは高2の春。

正直、私たち夫婦は“無理では?”という思いが拭えませんでした。

地元国立か、東京の私立か――地方ママ目線でまとめました。

偏差値50の自称進学校で娘の受験が動き出した日

私たちは、人口5万人ほどのごく普通の地方都市に住んでいます。

娘が通っていた高校は偏差値50前後ですが、この地域では一番の“進学校”です。

進学率は9割くらいありますが、国公立や難関私大を目指す生徒はそのうちの2割程度。
多くは「行ける私大へ進む!」という環境でした。

高校受験の段階では、私たち家族にも明確な大学の目標はありませんでした。
「地元の国立大学に行ってくれたらいいな」
「そのためには、この高校がちょうどいいだろう」

そんな “親主導” の気持ちで入学を決めました。

もちろん、頑張れば県内有数の進学校へ通う選択肢もありました。

しかし、車→朝一の電車→バスを乗り継いで片道1時間以上。
娘には負担が大きいと感じ(もちろん朝一の電車に間に合うようにお弁当を作り、駅まで娘を送る私の負担も!!)、今の高校に進学しました。

そんな中、思いがけず転機が訪れます。

高校2年の春、娘が突然「大学はMARCHに行きたい!」と言い出したのです。

私の頭の中に、「日東駒専=日大・東洋・駒沢・専修大学」だという知識は入っていましたが、「MARCHって…明治、中央…え?あとどの大学?」と娘に聞くくらい、予想外の大学群でした。

”MARCH=明治・青山学院・立教・中央・法政”だと娘に聞いて、
「うちから?」「現実的なの?」と、
戸惑いしかありませんでした。

MARCHを知ったきっかけ|コロナ禍の自宅時間と女子大生Vlog

娘がMARCHを意識するようになったのは、高校1年の終わりから高校2年の春にかけてあった、コロナ禍の長い自宅学習期間でした。

暇さえあればSNSやYouTubeを見ていた娘は、女子大生のVlogにすっかり夢中に。

「この大学、どこなんだろう?」と調べているうちに、彼女たちの多くがMARCHに通っていることを知ったのです。

そこから、

「東京の大学、いいなぁ」

という憧れが芽生えていきました。

最初の娘は
「MARCHは無理だと思うけど、東京の大学には行きたい」
という、ふわっとした気持ちでした。

正直「は?そんな理由で??」と思いましたが、そこは怒りたいのをグッと我慢し、私たち夫婦は話し合いながら、現実的な面を伝えました。

  • 地元もしくは地方の国立大学なら奨学金なしでなんとかなる

  • 首都圏の私立大学なら、ほぼ確実に奨学金(=借金)が必要

  • 借金を背負うなら、本人が本当に納得できる大学を目指すべき

そんな中で夫が言った一言が、我が家の目標を決めました。

「最初から日東駒専狙いじゃ入れないかも。MARCHを目指すくらいじゃないと厳しいと思う」

「それじゃあMARCHを目指してみよう!」

娘の大学受験は、高校2年の春、こんなゆるっとした目標ノリで始まりました(尊敬するような目標があったわけじゃなくてすみません)。

MARCHの推薦がない高校の現実|親が揺れた瞬間

目標は決まったものの、何をどう始めればいいのか分からないので、とりあえず塾を探しつつ、スタディサプリの「合格特訓コース」を始めました。

(※このコースは2026年3月30日で終了予定とのことです。)

同時に、娘の高校で毎年数名だけMARCHに合格している生徒がいたため、高2夏休み前にあった個人面談で先生に相談してみました。

私:「MARCHの指定校推薦ってありますか?」
先生:「スポーツ推薦で何人か入学していますが、指定校推薦はありません。」

さらに続く言葉は衝撃でした。

「MARCHに合格しているほとんどの生徒が、国公立を目指す上位層か、早慶上理のすべり止めとして受けている生徒です」

地元の国立大学の推薦なら、今の評定平均が維持できれば娘にも可能性がある。

地元の国立大学の一般入試は、もしかしたら受かるかもしれない。

でもMARCHは一般推薦は無理だし、一般入試も厳しい……。

心が大きく揺れました。

帰宅して娘に面談の内容を伝えたとき、私はつい「MARCHは難しそうだね」と口にしていました。

娘はまだ具体的な学部も大学名も決めていません。

そのため私は、

「MARCHだけじゃなく、国立も視野に入れて考えてみよう」

そう伝えました。

でもこれがよくなかった。

塾迷子の原因の1つになりました。

国立も視野に入れた遠回りの話は後日記事にしたいと思います。

高2夏・焦りと現実|MARCHは“すべり止め層”と戦うという事実

高2の夏休み前、娘の志望校はまだ決まっていませんでした。
ただ「MARCHに行きたい」と口にするだけで、具体的な大学選びや情報収集には全く手をつけていない様子。

とはいえ、責められない理由もありました。
コロナの外出制限が解除され、学校が再開しても、以前のような落ち着いた授業環境にはなかなか戻らず。授業ができなかった期間の遅れを取り戻すために、次々と課題が出され、娘には大学を調べる余裕などありませんでした。

気づけば、私ばかりが受験情報を調べていて、娘は考える時間すらないまま思考停止に陥っているような日々。

そんな中、情報収集の過程で「早慶や上智を目指す層は、この時期すでに受験モードに入っている」という事実を知り、一気に焦りが押し寄せました。

一方、地方の“自称進学校”はというと、

「夏はオープンキャンパスで情報を集めましょう」

という、のんびりした課題が出るほどのゆるい空気感。

私たち親子がボーッとしていたわけではありません。
これが地方の自称進学校の現実です。

しかし、調べれば調べるほど突きつけられた現実がありました。

MARCHは、早慶・上智を本気で目指す層と同じ土俵で戦う受験であること。

「うちには無理かもしれない」
そんな不安の気持ちが、日を追うごとに強くなっていきました。

でも――

何も動かなければ、何も変わらない。

そう思い直し、
夏休みは近くの塾の夏期講習や体験授業を片っ端から受けてみることにしました。

次の記事では、「オープンキャンパスと志望校」について、書いていきます。

「地方からでも挑戦できるの?」と不安に思っているご家庭が、少しでも前向きになれる内容になればうれしいです。

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